オーロラ愛を語る

Amazon Prime Photoのトップページには過去の今日に撮影した写真を表示してくれる機能があって、毎日それを見るのを地味に楽しみにしているんだけど

昨日もチェックしてみたところ、私の最も愛する革靴であるオーロラシューズを買ってから昨日で1年が経ったことに気づいた。

 

その写真。

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オーロラシューズとは…

履くほどに足になじみ、履いていることすら忘れてしまうほどの気持ちよさを持った靴。
アメリカ・オーロラ村の小さな工房で生まれる「オーロラシューズ」は、柔らかなオイルレザーを用いた抜群の履き心地と愛嬌たっぷりのフォルムが特徴。しっとりと足を包み込む感触は、一度履けば病みつきになるはず。

http://midlandship.jp/category/lb/a-lb/aurorashoes-lb/

 

オーロラシューズを知ったのは2〜3年前、Instagramでだったかな。

もともとBIRKENSTOCKのコンフォートシューズの履き心地やフォルムが大好きで、「でもここがもうちょっとこうならなあ…!よくわからんけど…」みたいな言語化できない足りなさを見事に埋めてくれたのが、現在愛用しているミドルイングリッシュだった。

(オーロラシューズにはほかにも3種類ほどラインナップがあるので、革靴購入を検討されている方はぜひチェックしてほしい)

 

以来ずっと欲しくて。

24歳の夏に東京に行った時、代表的な取扱店である代官山のG.O.D.さんで本命のブラウンを試着したけど、なんだかピンと来ず保留。

 

しかし去年3月に上京した時に時間があったからG.O.D.さんを再訪したところ、ちょうど入荷前で品揃えが少なかったものの、全然眼中になかったネイビーを試着したら、これがめちゃくちゃ可愛くて。

冒頭に載せた画像からもわかるように、ほぼ黒なんだよね。墨色に近いのかな?でも展示品の黒と並べるとやっぱりネイビーで。

もともとTwitterでの名前を「紺」にするくらいネイビーが好きだったのと、店員さんの「エイジングを重ねるとより黒みが深まっていきますよ〜」との声に押され、ついに買ってしまった。

 

オーロラシューズは履きこむことで革が横に伸びるため、サイズ選びが難しいとよく言われるらしい。

(最初キツいからといって大きめを選ぶと後々伸びてカパカパになってしまったり、それを踏まえて小さめを選ぶと案外伸びなくて痛い思いをしてしまったり。気難しくて可愛い。)

 

私はadidasのStan Smithが23.5cm、CONVERSEのALL STARが24cm、ReebokのPump Furyが24.5cm、BIRKENSTOCKのサンダルタイプなら36、シューズタイプなら37というややこしい足をしているんだけど、試着の結果7D(24cm)を選択。

 

これも試着の時は裸足で履いてもキツキツだったけど、1年履いた現在はベルトの穴が一番緩いところだとちょっと余裕あるかな?程度に革が伸びてきた。

でも基本的に自分の足に柔らかく馴染んでくれていて最高。インソールもとても気持ちいいから、常に裸足で履きたいくらい。

 

この極上の履き心地はもちろんなんだけど、なにより私が惚れ込んだのはエイジングによって刻まれていく履きシワ

 

1年履いた現在の姿を見ればわかるはず。

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刻まれてる〜〜〜!

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さらぴんとの比較用にもう一度。

 

革靴の履きシワって嫌がる人もいるみたいで(むしろその方が多い?)、シューキーパーを使う人もいるけど、私はむしろシワを愛したい派。

 

オーロラシューズのシワは穏やかな波のうねりのように大ぶりで、革の温かみや柔らかさが伝わってくるし、靴自体は無駄を削いだシンプルな形ながら、このシワが足元に存在感を与えてくれる感じがする。

お手入れはオイルドレザーなので月1程度でミンクオイルを塗りこむだけなんだけど、オイルアップしたての革の艶と表情はまた格別で、見ていると多少の嫌なことは忘れられちゃうくらい美しい。

 

私はほかにも革靴を5足程度持っていて、それぞれに物語や愛着があってもちろん好きなんだけど、オーロラシューズはやっぱり別格。

今の若さと服装だから履けるDr.Martensチロリアンシューズのような堅牢な格好良さも大好きだけど、オーロラシューズにはおばあちゃんになっても履ける(むしろおばあちゃんファッションのが似合うのでは説)雰囲気があるからかな。

 

リペアをしながら、今の一足をなるべく長く履いていきたいな〜。

オイルドレザーには防水性もあることだし、本当は雨の日や悪路を歩く日なんかもラフに履いてこなれさせたいけど、まだちょっとその勇気はない。笑